ぷぅを抱いた手に血がついたので見てみると
右の翼の裏側には出血の汚れがあり
拭いても拭いてもティッシュにつきました。
素人目にも失血死であることがわかりました。
これまでは傷口ですぐに固まっていた血が
じわじわと滲み出ていたようです。
横たわっていたベッドと最後に食べていたシード。
ベッドも敷き紙も汚れはなく尾羽が一枚落ちていました。
閉じた瞼は気持ち良さそうに寝ているいつもの形。

なぜ、一人くらいは残ることが出来なかったのか。
なぜ、帰宅後すぐにぷぅの様子を確認しなかったのか。
正直言うと、なんの疑いもなかったというのが答えです。
カバーを開けたら夜食を待っているぷぅがいるはずでした。
ぷぅの最期を見守ることはできませんでした。
でもカメラは見守っていました。
録画されていたことをあとでわたしたちは知ったのです。
確認するのは勇気が要りましたが、ぷぅに何が起きたのか
知ることなしには気持ちが収まらなかったでしょう。
おやすみ籠でのぷぅは
寝たり起きたり羽繕いしたりしていました。
いつもと変らないように見えました。
異変は21時を回った頃です。
いつもと同じ体勢で寝ていたぷぅが
目眩のようなふらつきを起こし仰向けに倒れました。
ぷぅは体勢を整えようとするのですが
意識が遠のいているのか一瞬動きが止まり
数秒で覚めるのを間隔をおいて繰り返す。
激しいものではなくゆっくりとした動き。
左の翼を数回はばたかせ、うつ伏せの体勢をとったあとに
動きが止まりました。21時13分。
カメラがつながらなかったことと地震という
アクシデントがなかったとしても間に合いませんでした。
今回の血腫をいつもと同じと判断したことが大きなミスです。
いつまでも気丈で給餌以外は自立していましたが
予定の通院では排泄補助を教えて頂こうと考えていました。
それが必要になる前に逝ってしまいました。

苦痛が長引かなかったのはせめてもの救いでした。
ギターは昨年9月が最後になってしまいましたが
とても嬉しそうな顔をしていました。

ぷぅと逢わせてもらえたことに感謝です。
こんな頼りない飼い主にずっと寄り添ってくれてありがとう!